テレビ会議は意識して活用すると便利です

テレビ会議が普及して、かなりの年月が経過していますが、予想したほど活用されていないと思ってる人が多いのではないでしょうか。遠く離れた人たちが、テレビを通じて一堂に会したように会議ができる、夢のようなことが実現しているにもかかわらずです。その原因を探ってみると、会議の進め方そのものが未熟である場合に多いようです。議長になる人は、大概の場合、役職が一番上の人で、その人が自分の思うような結論に導きたいことが明白なようなときは、普通の会議でも発言は少なくなりますが、テレビ会議とあればなおさらということになります。

議長にそのような意図がない場合でも、進行に長けていないと、議論がかみ合わなかったり、焦点がぼやけたリして、あまりいい会議にはなりません。普通の会議では、発言する人をすぐ確認でき、メンバーがそちらに着目しやすいのですが、テレビ会議の場合は、カメラがその人をキャッチできるでに時間がかかり、白けてしまいます。喧々諤々というような白熱した議論になるようなシーンはめったにお目にかかれません。やはり、顔と顔を突き合わせ、口角泡を飛ばし、ときには相手の発言を遮ったり、皆がうなづいたりというようなことが、議論の高まりには必要なのでしょう。

これらを意識して、段取りを考え、進行役が工夫し、カメラワークを良くすれば、テレビ会議は格段と良くなります。しかし、白紙の状態でのテレビ会議には、やはり難しいものがあります。たとえば、二つの主張が対立しているとか、二つの案のどちらを採択しようかというようなときが最適です。全国規模でも、あらかじめ紙ベースの資料を配布し、皮切りの発言者を何人かに特定するなどすれば、遠隔地からの多重会議も素晴らしい効果を上げることができます。